Builder Learning#14 Plumbing system 排水システムについて
今日はドレイン関連について。
ライフラインの中でも非常に重要な部分になってくる排水。
排水システムが壊れてしまうと、現代のおいては基本的に生活できなくなってしまいます
ということで大まかな排水システムに関して。
生活排水に関しては家の中の排水管を通って地中のSanitary sewerへと流れていきます。
NZでよくある排水問題のうちの一つに、木の根が地中のsanitary sewerを突き破り、トイレなどが流れなくなってしまう問題があります。
実際にこれは私の家でも起きました。
どうやって解決するかというと、内視鏡のようなスコープでブロックしている場所を特定し、その部分のコンクリートを上から切断。ブロックしている部分のみ配管を交換。という感じです。
お気付きの方もいると思いますが、『他の部分も木の根が成長し、配管を突き破るのではないか』
その通りなんです。
その場合はまた同じ作業をすると。
ただ費用面を考えてもこれが一番現実的な対策なんです。 メイン管から引き込んでいる部分のパイプ全交換は大規模な工事になります。
さらに気を根から取り除くのはさらに大きな掘削作業が必要になります。
再度根がつき破ったら、泣き寝入り。まぁ仕方ないといえばそうですが。
排水システムのうちのもう一つ。雨水管。
こちらは屋根の雨水をgutterを通し、downpipeからstorm wasteへと流していく。
その際の問題が起きる部分はgutterのつまりに寄るバックフロー→屋根からの雨漏りですね。
NZは背の高い木が多く、よくgutterに落ち葉が溜まってしまいます。
定期的に掃除をするオーナーさんならいいのですが、5年も10年も放置している家などはもうgutter本来の機能は果たしていません。
そして雨季の強い雨などで屋根とgutterの境界から家の内部へと雨水が侵入。
見事にカビだらけ雨漏り住宅へと成り果ててしまいます。
生活排水と雨水。
しっかりとメンテナンスをし、気持ち良く過ごしていきたいですね。
未来は明るい!